また葬儀
ゴールデンウイークに突入しました。
毎年、どうしたもんかゴールデンウイークの予約少なめなんです。。。 他のイベントの時はそこそこご依頼いただくんですが。 毎年関係のない人に聞かれても「まあ、普通です。」とだけ言っておくことにしました。 飼い主様ならともかく、全く仕事と関係のない人に一々聞かれると面倒なので。 訃報が続き、先週とうとう家の97歳の祖母が旅立ってしまいました。 100歳までいけるか?なんて思ってましたが、97まで生きてたらもう言う事はありません。 1年前に久々に会ったときはもう私の事もわからなくなっていて、それでもまあ一緒に食事をしたりと比較的元気だったと思います。 食事中に突然寝てしまったりして、「え?もしや?」なんてドキドキしましたが、息はしてたのでそのときは皆、一安心だったけれど。(そんな事考えてたの私だけかも。) 葬儀に出る度に「幸せな人生だったんだろうか。」とふと考えたりしますが、間違いなく祖母は幸せな人でした。 とても明るく朗らかでよく喋る元気なお祖母ちゃんで、人から嫌われる事もなく、町内会の副会長だかをやっていたそうで、近所の人からも信頼されてたようです。 叔父夫婦と一緒に住んでいて、大きな病気もせずに最後は肺炎でしたが、入院してたのも2日位だったかな。 昨日告別式が無事に終わり、ホッとしました。 葬儀って何かと疲れるんですよね。 喪服を着る事も疲れるし、会ったことない親戚やらに挨拶したりと、まあ家の場合は同じ都内なので、遠くへ行く必要はない点、楽ですけどね。 もうしばらく葬儀は出たくないです。。。 話はまた変わりまして、映画の感想を。 予告で面白そうと思って見に行こうか迷ってた「真夜中のゆりかご」をDVDで見ました。 良かったです。 ここからネタバレありますので、未見の方はご注意を。 北欧の映画という事で、全編音楽なども淡々としてて、ハリウッド映画のような大げさな効果音とか一切なし。 静かな映画でした。 主人公の警察官は、自分の子が突然死してしまい、薬物依存の夫婦の家で見た汚物まみれの育児放棄された赤ん坊を変わりに連れてくるというのが予告で見た大まかなお話し。 予告だけ見てると理に適ってるんです。 だって汚物まみれの赤ちゃん、可哀想で見てられないんです。 過去の家のタビーの事を思い出します。色々あったのですが、まあ書かない事にします。 こんな家で育てられるなら、自分たちで大事に育てたいとこっそり連れてきてもいいんじゃないか、そのほうが幸せでしょうと当然思います。 が、そこには落とし穴が。 冒頭から警官の妻が少し神経過剰なところがあり、育児疲れしているような感じはあります。 そしてわが子が突然死してしまい、決定的に壊れてしまうのですが、実は死んだのが妻による虐待だったというもの。(揺さぶり症候群) 一見幸せそうで順調そうに見える夫婦だったけど、どこか妻の表情は寂し気で会話からして実の両親にあまり愛情をそそがれなく育ったようでした。 そんな点からして、わが子に対しても愛情の注ぎ方がわからないのか、育児疲れで鬱憤がたまっていたのか。 妻は代わりの赤ん坊を連れてきたところで、自殺してしまいます・・・ 連れ去った赤ん坊は結局元の母親(ジャンキーだけど実はわが子には愛情はあった)に戻ります。 警官は罪を償い、数年後はホームセンターで真面目に働くのですが、そこで成長した赤ん坊と母親を見ます。 母親は穏やかな表情で、子供は元気でよく喋る利発そうな子供になってました。 映画は暗い雰囲気なのですが、思いのほかハッピーエンドでした。 派手さはないけど、ストーリーの意外性や静かで淡々とした北欧の雰囲気が出てる良く出来た映画だと思います。 赤ん坊のすり替えというテーマから物語がどうやって広がっていくのか、予測もつかなかったんですが、なるほど~と思ってしまいました。 視点が面白いですね。さすがヨーロッパの映画です。
by tabbythecat
| 2016-04-29 15:05
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