ペットシッターブログ

わたしに会うまでの1600キロ

梅雨に入り、毎日ジメジメとした嫌な天気が続きますね。
日光が敵と化した今の私には、若干いいのかもしれませんが。でも雨は嫌いです。

さてそんな悪天候なので家で見たDVDをご紹介。
「わたしに会うまでの1600キロ」
リース・ウィザースプーンが主演。
予告で見た時、ただひたすら歩くだけの話って面白いのかしら?と疑問だったんですけど、良い作品でした。
リースが出ているので見たけれど、知らない女優さんだったら見てなかったとは思いますが。
リースはこの作品でプロデュースにも関わっていたようです。

物語は最愛の母を失って自暴自棄になり、麻薬やゆきずりの男性との情事におぼれて離婚した主人公がPCT(パシフィック・クレスト・トレイル)に挑戦するというもの。
日常の嫌な事すべてを忘れるため、一人でひたすら歩くという行為は彼女にとって必要だった事なのでしょう。
実話のようですが、ちょっと疑問なのがせっかく優しい夫がいるのに手当たり次第に他の男との情事にはまっていくのは何故なのだろう??
母の死が辛すぎてっていうのもよくわからない。よくそんな気分になれるなと私には不思議で仕方なかったのですが。
そして、リースってそんなに脱ぐか!?って位にヌードシーンが合間合間に出てきてた・・・
これも必要だったかなあ、この映画に。

しかし、映画自体はとても良い作品でした。
自分がやらないからか、トレイルってなんだか楽しそうで(実際は過酷なんでしょうけど)
主人公は、辛い母の死を乗り越えるため、過酷で辛いであろう長距離をひたすら一人で歩くという、何かに挑戦したかったのだというのはわかります。

親や身内の死というのは、誰もが身を引き裂かれるような辛い経験です。
それが例えば先ごろ亡くなった家の祖母位生きていれば(97歳でした)大往生であった、あっぱれじゃ位の感覚でいられるけれど。
この主人公の母はまだ若かったという事もあり、尚更でしょう。

私の父が亡くなった時、少し早かったとはいえ心の準備は出来ていたのでこの映画の彼女ような自暴自棄になるという事もありませんでした。
私は父と仲が良かったし、それは仕方のない事だからと受け入れていたと思います。

父が入院していた時に、夢を見ましてそれがとてもリアルで恐怖だったんです。
内容は、父がゾンビのような姿で遺体となり、叔母と一緒に悲しんでいるというものなのですが、あまりにも怖くて恐怖で夢で泣いていたので、起きた時の安堵感ったらなかったんです。
その時はまだ父は生きていましたから「ああ、夢だ。まだ生きているんだ。」と思い、その後亡くなるまでも比較的穏やかな気持ちでいられました。
恐らくですが、悲しみから自分を守るために、潜在意識でそういった夢を見させたのではないかと思います。

といっても、タビーにその日が訪れるとしたら、それはもう平常心ではいられないのだろうなと今から憂鬱な気持ちになるんですよ。
きっと祖母のように、長生きしてヨボヨボになりながらも、静かに眠るようにという形だったら安心して送り出せるのだとは思います。

余談。
母親役がローラ・ダ―ンだったので、時節ディビッド・リンチの作品が浮かんできて仕方なかったです。
ローラといえばリンチ作品なんだよなあ。
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by tabbythecat | 2016-06-22 13:36 | 映画
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